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#6. What A Wonderful World

  • 執筆者の写真: Hiro K
    Hiro K
  • 2021年12月3日
  • 読了時間: 3分

WHAT A WONDERFUL WORLD


(参考音源)

ルイ・アームストロング(ボーカル 1967)

k.d.lang & Tony Bennett (ボーカル 2002)

ロッド・スチュアート(ボーカル 2004)


(背景)

この楽曲は当時プロデューサーであったボブ・シール(Bob Thiele)と作曲・演奏家であったジョージ・デヴィット・ワイス(George David Weiss)によって作詞作曲された。ジョージ・ワイスは異なる人種の人々を結びつけるアームストロングの才能に触発され、彼の為に書いたと証言している。この楽曲は1967年にルイ・アームストロングによって初めて録音され、シングルとして発表され、イギリスでポップチャートの一位に輝いた。しかしながら、アメリカではABCレコードの社長であってラリー・ニュートン(Larry Newton)がこの楽曲を好まず宣伝することを拒否した為、あまり演奏されることがなかった。


(歌詞)

A

I see trees of green,

緑の木々が見える。

red roses too.

赤いバラの花たちも。

I see them bloom for me and you.

それらが僕と君の為に咲いている。

And I think to myself,

そして僕は思うんだ。

what a wonderful world.

なんて素晴らしい世界なんだろうと。

A

I see skies of blue,

青空が見える。

and clouds of white.

そして、白い雲も。

The bright blessed day,

輝く祝福された昼、

the dark sacred night.

暗い神聖な夜。

And I think to myself,

そして僕は思うんだ。

What a wonderful world.

なんて素晴らしい世界なんだろうと。

B

The colors of the rainbow,

虹の色

So pretty in the sky.

空にとても可愛くかかっている

Are also on the faces of people going by,

それは行き交う人々の顔にもあるね。

I see friends shaking hands,

友人たちが握手しているのが見え、

Saying, “How do you do?”

彼らが「元気かい?」って言っている。

They’re really saying “I love you”.

彼らは本当は「愛しているよ」って言っているんだ。

A’

I hear babies cry,

赤ちゃんの泣き声が聞こえる。

I watch them grow,

彼らが大きくなっていくのが見える。

They’ll learn much more than I’ll ever know.

彼らは僕がこれから知ることよりもはるかに多くのことを学ぶだろう。

And I think to myself,

そして僕は思うんだ。

What a wonderful world.

なんて素晴らしい世界なんだろうと。

Yes, I think to myself,

そう、僕は思うんだ。

What a wonderful world.

なんて素晴らしい世界なんだろうと。

Oh yeah.


(分析)

楽曲を通して転調が無く、安定したFメジャー・スケールを基調としたものである。

構成は分かりやすい4部構成といえるだろう。

A(m.1-8)8小節

A(m.9-16)8小節

B(m.17-24)8小節

A’(m.25-36)12小節


A部のコード進行は、I iii IV iii ii I V7/→ vi bII/→ V I

セカンダリードミナントとセカンダリードミナントの代理を使用し、トニックで始まりトニックで終わる調性の安定したコード進行である。ここで特筆するべき点は、メロディーの構築方法である。大まかにF(ド)で始まり、C(ソ)、D(ラ)、C(ソ)、Bb(ファ)、A(ミ)、G(レ)、F(ド)と、最初の4小節は楽曲の最高音であるD(ラ)を頂点にアーチ形メロディになっている。残りの4小節はトニックを繰り返している。


一方、B部は前半(の3小節)は8部音符のG(レ)を繰り返すことによって、二部音符を含んだ緩やかなA部のメロディと対照的にリズミカルになっている。後半の4小節は楽曲の再び最高音であるD(ラ)を繰り返している。A部の最高音、Dはおよそ2拍分だけであったのに対し、ここの最高音、Dは3小節にも及び、楽曲のクライマックを作り出している。また、コード進行の前半はドミナント(C)とトニック(F)を繰り返し、後半はvi(Am)とV(ドミナント)を繰り返し、コード進行の観点からすると動きが無く、A部のような大きな流れが無い点は対照的と言える。


最後のA’部は元々のA部にコデッタのような小さな結尾部が4小節加わっている。


(個人的見解)

楽曲分析をする上で、まだ作曲を学び始めたばかりで、転調を学ぶ前の学習者にとって最適な楽曲といえる。作曲技法で重要な対照的なセクション(部)、メロディー、コード進行、クライマックスの構築を学ぶ上でとても参考になる楽曲と思われる。

 
 
 

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